気候変動(低・脱炭素) 進出・出資・撤退

岩谷産業、シンガポール・ジュロン島に新たなガス供給拠点を開設・稼働開始

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岩谷産業の連結子会社Iwatani Corporation(Singapore)Pte.Ltd.は、シンガポールのジュロン島に新たなガス供給拠点を開設し、2024年5月7日に稼働を開始した。

岩谷産業は1974年にIwatani Corporation(Singapore)社を設立して以来、 東南アジアの中核会社として、半導体などのハイテク産業のユーザーに向けた産業ガスの製造・販売を行っている。

近年、東南アジアにおけるハイテク産業では様々な用途で産業ガスが利用されており、需要の増加が見込まれている。特にシンガポール政府は半導体関連企業のシンガポールへの投資を支援しており、ヘリウムや特殊ガスの需要は大きく伸長する。

岩谷産業は、従来マレーシアやシンガポールで運営していたヘリウムや半導体材料ガス、エアセパレートガスなどの供給拠点を集約し、ガス充填、貯蔵能力を拡充したガスセンタ ーを新たに開設した。「顧客へのタイムリーな配送体制を構築することで増加する需要に対応していく」としている。

岩谷産業の担当者はシンガポール新聞の取材に対し、「従来、マレーシアで運営していていた供給拠点は2024年3月に閉鎖した。シンガポールの拠点は2024年末に閉鎖する。新たなガス供給拠点は、自社で配送車両を保有し、運転手も自社社員となる。配送を自前で完結できるため顧客要望にきめ細かに対応できる」と答えた。

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