ダイダン(本店:大阪市西区)は、持分法適用会社のPresico Engineering Pte.Ltd.の発行済株式のうち30.0%を追加取得する旨の株式譲渡契約を締結した。2024年9月6日発表した。取得額は非公表。
シンガポールを拠点とするPresico Engineering社は、BCA Qualification grade1のME01(空調工事等)やME05(電気工事)など複数区分において、高位のライセンスを保有し、高品質な施工を特長としているという。
ダイダンは2023年2月にPresico Engineering社の全発行済株式のうち40.0%を取得して持分法適用会社とし、Presico Engineering社の経営の自主性やブランド力を維持しつつ、シンガポール設備工事市場における実績・技術力・商圏等に関する相乗効果を通じて、事業拡大を図ってきた。
今般、海外事業における最大の拠点であるシンガポールでのさらなる成長を目的に、Presico Engineering社株式を追加取得することに合意した。株式取得日は2024年10月1日を予定する。追加取得により、ダイダンの議決権株所有割合は従前の40.0%から70.0%となり、Presico Engineering社を連結子会社とする。
ダイダンの担当者はシンガポール新聞の取材に対応し、「Presico Engineering社は単独でも堅調に事業を進められていて売上高が伸びている。現時点(9月12日時点)で代表者および社名変更予定はない。残り30%の取得については未定である」と答えた。
◇Presico Engineering Pte.Ltd.
【 所在地 】34 Toh Guan Road East #01-27 Enterprise Hub Singapore
【 代表者 】Chong Choon Meow (Managing Director)
【事業内容】電気設備工事・機械設備工事
【 資本金 】2,000,000シンガポールドル
【設立年月日】2009年3月10日
【 売上高 】91,937,348 シンガポールドル(2023年12月期)
【 社員数 】約100人