2024年8月21日にインドネシア・ジャカルタで行われたAZEC(アジア・ゼロエミッション共同体)閣僚会合と併せて開催されたMOU(Memorandum of Understanding)セレモニーで日本郵船がインドネシア国営石油会社のプルタミナ子会社との液化CO2輸送協業やシンガポール海事港湾庁(MPA)との脱炭素化・デジタルの活用・海事人材の育成を目指した協業が紹介された。同セレモニーには日本郵船の河野晃代表取締役・副社長執行役員が参加した。日本郵船が8月23日発表した。
左から:日本郵船の河野副社長、齋藤経済産業大臣、インドネシアのロサン・ルスラニ投資省大臣、PT Pertamina International Shipping のYoki Finandi CEO
AZEC閣僚会合は今回2回目で、齋藤健経済産業大臣のほか、多数の日本企業が参加した。日本とAZECパートナー各国との協力案件を紹介するセッションが設けられ、関係する脱炭素に関する取り組みやアジア各国企業・政府との覚書が紹介された。
AZECはミャンマーを除く東南アジア諸国連合(ASEAN)9カ国、豪州、日本によるアジアの脱炭素をめざす連携枠組みで、「多様な道筋による脱炭素」や「脱炭素・経済成長・エネルギー安全保障の3つの両立」を重視し、2023年3月に発足した。