気候変動(低・脱炭素)

五洋建設、洋上風力建設に用いる大型作業船2隻をシンガポールで建造

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五洋建設と芙蓉総合リースは、洋上風力建設に用いる大型基礎施工船(HLV)とケーブル敷設船(CLV)の大型作業船2隻を共同保有する。2025年1月27日発表した。

五洋建設がそれぞれシンガポールの造船所であるSeatrium Limited(CEO Chris Ong)およびPaxOcean Group(CEO Tan Thai Yong)と造船契約を締結し、建造する。

建造するのは、5,000t吊全旋回式クレーンを搭載した自航式の世界最大級かつ新しいコンセプトのHLVで、風車の大型化に伴い重量が増加しているモノパイル基礎を安全かつ効率的に施工できる。また、一般海域はもとより将来のEEZにおける洋上風力建設を見据えて、世界最大級かつ最新鋭のCLVを建造する。着床式のみならず、浮体式洋上風力、さらには海底直流送電の電力ケーブルの敷設工事でも稼働できるという。

五洋建設と芙蓉リースは、建造中の役割分担を明確にするとともに、完成後の円滑かつ適切な管理、傭船運営等を行うため、基本協定書を締結した。完成後は、五洋建設子会社(設立予定)(保有比率50%)と芙蓉リース(保有比率50%)で共同保有する。建造費は、HLVが約1,200億円、CLVが約310億円。

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