日本海事協会(ClassNK)、Consort Bunkers Pte.Ltd.、Yanmar Asia(Singapore)Corporation Pte Ltd、Taiko Asia Pacific Pte.Ltd.は2024年6月6日、代替燃料に対応するバンカリング船の導入推進に向けた基本合意書(MOU)を締結した。日本海事協会が7月2日発表した。
世界最大の燃料供給港であるシンガポールでバンカリング船を運航するConsort Bunkers社は、COSCO SHIPPING Heavy Industry(Guangdong)Co.,Ltd.に、7,999重量トン型のIMOタイプ2タンカー4隻を発注した。4隻は、バイオ燃料およびメタノールのバンカリングに対応する予定。
4社は過去10年以上にわたり、Consort Bunkers社は船主、ClassNKは船級協会、Yanmar Asia社は主機関および発電機の提供、Taiko Asiaはカーゴポンプならびに各種ポンプパッケージの提供、という各社の役割のもと連携してきた。今回の新規発注船4隻についても同じ役割を担う。
「今般締結されたMOUの下、各社の知見を活用してConsort Bunkersの船隊リプレースおよび拡大に向けて協業するとともに、船舶の脱炭素化に向けて不可欠となる代替燃料供給船の導入推進に貢献していく」としている。