日本製鉄は、マスバランス方式を活用してCO2等の温室効果ガス排出量を削減する低CO2鋼材『NSCarbolex® Neutral』を適用した厚板をシンガポールの鋼材問屋であるSteelaris Pte Ltdに販売開始することを決めた。2023年12月11日発表した。
『NSCarbolex® Neutral』は、①日本製鉄自身の製造プロセスの変革・改善等による、実際のCO2排出量削減効果を活用 ②独立した第三者機関による保証を取得し、証明書を発行 ③顧客のScope 3におけるCO2排出量の削減に貢献 ④日本製鉄が製造するあらゆる鉄鋼製品に適用可能――を特徴とする。
Steelaris社はOil & Gasプロジェクト、建設、海洋構造物用途に、ASEAN中心に主要な設計・エンジニアリング・加工会社を販売先として厚板の供給ビジネスを展開しており、自社でも各工程でのCO2排出を可視化し、24~25年までのカーボンニュートラル達成を掲げている。
日本製鉄は、Steelaris社と協業してASEAN地区での『NSCarbolex® Neutral』の更なる認知度向上・浸透を推進する。