JERAは2023年1月30日、2022年度第3四半期(2022年4月1日~12月31日)の連結業績を発表した。
売上高は、販売電力量が増加したことに加え、シンガポールの燃料トレーディング子会社JERA Global Markets Pte Ltd(JERAGM社)の売上高が増加したことなどから、前年同期比3兆2,251億円(113.0%)増の6兆789億円となった。売上高は2年連続で伸びた。
親会社株主に帰属する四半期純損益は、燃料数量調整等に伴うJERAGM社の利益の増加などがあったものの、燃料費調整の影響による損失により、1,002億円の損失となった。3Qの赤字は初めてという。
2022年度通期の業績見通しは、前回2Q時点では純損失2,000億円としていたが、純利益1,000億円に修正した。欧州の暖冬の影響で世界的なLNG需要が緩和したことや、JERAGM社が海外の買主からの評価を高め、取引先として選ばれるなかで3Qの段階で海外市場向けの利益を積み増したことなどの効果による。