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ONE社、リーファーコンテナにテレマティクス機器を搭載、輸送状況を可視化

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シンガポールに本社を置く日系コンテナ船社OCEAN NETWORK EXPRESS PTE.LTD.(ONE社)は2023年6月15日、自社リーファーコンテナへのテレマティクス機器の搭載計画を発表した。

テレマティクス機器を活用することで、繊細な取り扱いを必要とする冷凍・冷蔵貨物の顧客に対し輸送状況の包括的な可視化サービスを提供するとともに、オペレーションに関わる意思決定を最適化する。

具体的には、▽可視性の向上:リーファーコンテナ庫内の温度、湿度およびその他コンディションに関するデータ把握が可能となる。貨物のコンディションをより適切に把握し、潜在的な問題の早期発見に繋げる ▽プロアクティブな意思決定:データをリアルタイムに把握できることで、貨物の取り扱いについてより迅速に意思決定を行うことが可能となる ▽ 顧客サービスの向上:輸送途上の貨物のコンディションに関するより詳細な情報を、顧客に提供できるようになる。サプライチェーン管理に関わる顧客の意思決定の最適化を支援する――ことを通じて、リーファー輸送サービスの品質を強化する。

ストラテジック・イールド・マネジメント部門の道田賢一シニアバイスプレジデントは「最先端の技術を搭載したコンテナを活用して、デジタル・トランスフォーメーションの新たな段階に進めることを嬉しく思う」とコメントした。

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