凸版印刷と、ルワンダ・タンザニアで農園ビジネスを核にSmart Village Projectを展開するシンガポールのOS Trading & Investments Pte.Ltd.(Director:椿進、OSTI)は2023年2月15日、資本業務提携契約を締結した。凸版印刷の出資額、持株比率は非開示。5月よりアフリカ市場におけるDX・SXソリューション展開での協業を開始する。5月10日発表した。
OSTIは、シンガポールのAAIC Holdings Pte.Ltd.(Director/CEO:椿進、AAIC)のグループ会社で東アフリカにおける農園事業「Smart Village Project」を推進している。2013年にRwanda Nut Company Ltd.(本社:ルワンダ、Managing Director:原田桃子)を設立し、ルワンダでマカダミアナッツ事業を展開、2023年からはタンザニア北部に1,763haの農園を獲得してコーヒーを中心とした農園ビジネスを展開している。
凸版印刷は、アフリカ地域でパスポートやIDカード等のセキュア事業を展開しているが、新たな事業分野への参入機会を検討していた。
同提携により、OSTI・AAICのアフリカでの事業展開ノウハウと、凸版印刷のDX・SXソリューションを連携し、現地農園や周辺コミュニティに展開することで、ビジネス創出を目指す。
具体的には、凸版印刷はSmart Village Projectにおいて▽センサー、IoT等の活用による、最適灌漑(かんがい)、育成管理、ワーカー管理等、現地実態に合わせたソリューション開発と支援 ▽農園産品の付加価値創出によるプレミアム価格化の実現。現地情報発信活性化、ブランディング、日本向けD2C販売支援 ▽周辺コミュニティの学校への教育ICT展開、地域ヘルスケア等、地域住民のQuality of Life向上のためのソリューション開発・展開――などの役割を果たすとしている。
◇OS Trading & Investments Pte.Ltd.
【 本社 】180B Bencoolen street, #05-02 The Bencoolen Office Tower, Singapore 189648
【 設立 】2012年
【事業概要】ルワンダ・タンザニアで農業ビジネスおよびグリーンビジネスを展開
【Director】椿進