進出・出資・撤退

ヤマハ発動機、シンガポールにロボティクス事業の販社設立、東南ア・印を強化

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ヤマハ発動機は、ロボティクスの需要が伸長している東南アジア・インドでの事業拡大を目指し、シンガポールに新会社Yamaha Robotics Solutions Asia Pte.Ltd.を設立した。2023年1月13日に登記を完了した。

表面実装機や産業用ロボット分野において横断的に事業展開するクロスセル活動をメーカー主導で行うことにより、東南アジア・インドでの新規顧客開拓と高品質なアフターサービスの提供を実現する。また、代理店支援体制を強化するとともに、代理店網の拡充にも取り組む。

今後、事務所や設備などの準備を行い、7月稼働を予定する。顧客や代理店、競合の本社機能が集中しているシンガポールに会社を置くことにより、東南アジア・インドに生産拠点をシフトする顧客や大手グローバルアカウントの獲得を目指す。

ヤマハ発動機の担当者はシンガポール新聞の取材に答え、「東南アジア地域で2024年に売上高70億円を目指す(2021年実績26億円)。東南アジア・インドの代理店数は、表面実装機は現在の5社を将来的には10社へ、産業用ロボットは現在の12社を将来的には19社へ拡充することを目標としている。これまでは販売会社はなく代理店の支援という形だったが、100%出資の子会社を設置し、販路も拡充していくことで、きめ細かな販売・サービスを提供していく」と補足した。

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