シンガポールを拠点にタイや日本などでFintech事業を展開する日系企業SYNQA(旧Omise Holdings)は、イベントチケット・マーケティングプラットフォームを提供するシンガポールのEventpop社の株式を取得して子会社化した。2021年8月11日発表した。
Eventpop社は2015年創立。イベント業界がコロナの打撃を受ける中で、業界の垣根を越え、これまで培った技術やO2O(Online to Offline)ソリューションを提供することで事業の安定化を図ってきたという。また、Eventpop社はSYNQA子会社のEコマースプラットフォームの開発にも関わってきたという。
Eventpop社は引き続きイベントプラットフォームの機能拡充に注力する。コロナ収束後はオンラインとオフラインの融合など多面的な「体験型」イベントの需要が増えるとし、イベントプラットフォームプロバイダーとしての立ち位置を強固にしていく。
SYNQAの長谷川潤・代表取締役は「Eventpop社チームとは以前より事業提携をしていて、プロダクトの開発をしてきた。両社が持つ技術や知見を合わせることでより良い未来が描けると強く感じた結果、買収という大きな決断に至った」とコメントした。
SYNQAは2015年創業。ホールディングス会社で、アジアでFintech事業を展開している。