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シンガポール貿易産業省、2022年のGDPは3.8%成長、第4四半期は減速

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シンガポール貿易産業省(MTI)は2023年1月3日、2022年のGDP(国内総生産)は3.8%成長したと発表した。

ただ、第4四半期(10~12月)は前年同期比2.2%成長しているものの、前期の第3四半期(7~9月)の4.2%成長と比べると減速した。

2022年第4四半期を部門別に見ると、製造部門は前年同期比3.0%マイナスとなり、前期の1.4%成長から一転した。貿易産業省は「エレクトロニクス、化学、バイオメディカルでの生産縮小が、精密エンジニアリング、輸送エンジニアリングなどの生産拡大を上回ったことが要因」と説明した。

建設部門は、前年同期比10.4%増となり、前期の7.8%増から続伸した。公共、民間とも回復基調という。

サービス部門は前年同期比4.1%増だった。しかし、前四半期の5.8%増と比べると減速している。

サービス部門をセクター別に見ると、卸売業・小売業と運輸・倉庫業は前年同期比2.3%成長した。運輸・倉庫業では、航空旅客数が大幅に回復した航空運送事業が成長を支えた。

情報・通信と金融・保険は前年同期比2.9%成長した。情報・通信はIT・デジタルソリューションに対する需要が引き続き旺盛であったことに支えられた。

宿泊・飲食サービスは前年同期比8.2%成長した。

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