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日本酒造組合中央会、シンガポールへの24年度日本酒輸出金額14億8,378万円

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日本酒造組合中央会は2025年2月7日、2024年度(1月~12月)の日本酒輸出総額が434.7億円(昨対比:105.8%)、数量3.1㎘(昨対比:106.4%)になったと発表した。コロナ後の物流の混乱・在庫過剰などの影響が解消しつつあり、輸出額・数量共に回復し、昨年を上回った。

輸出金額第1位は中国、第2位は米国で、第3位の香港を合わせると65%を占めた。近年の輸出を牽引してきた中国・香港には主に経済不況により減少したが、米国ではレストランや現地小売店での取り扱いが増え、輸出金額・数量ともに増加した。

シンガポールへの輸出金額は14億8,378万円(昨対比:98.3%)、輸出数量は70万1,826ℓ(昨対比:100.6%)だった。


 
また、1ℓあたりの輸出金額は過去最高額を記録した2023年からほぼ横ばいで、中国、香港、シンガポールは引き続き2,000円/ℓを超えた。日本酒造組合中央会は「10年前(2014年)の平均輸出金額は705円/ℓで、2024年では1,400円/ℓと約2倍となっており、比較的高価な日本酒が世界の市場を牽引する傾向が続いている」としている。

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