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シンガポール・香港の個人情報保護委員会、経験の相互共有・共同研究で覚書

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シンガポールと香港の個人情報保護委員会は2019年5月31日、両管轄区域での個人情報保護で協力強化するための覚書(MOU)を締結した。同日、共同で発表した。29・30日東京で開催された第51回アジア太平洋プライバシー機関(APPA)フォーラムの後、シンガポール個人情報保護委員会(PDPC)の副コミッショナーYeong Zee Kin氏と香港個人情報保護委員会(PCPD)コミッショナーStephen Kai-yi Wong氏が署名した。

シンガポールPDPCと香港PCPDは覚書に基づき、▽経験の相互共有 ▽ベストプラクティスの交換 ▽共同研究プロジェクト ▽潜在的または継続的なデータ侵害調査に関する情報交換――を行っていく。

香港PCPDのStephen Kai-yi Wong氏は、「香港が新たな『ポストデジタル』時代に突入する準備を整えるために、管轄を超えたコラボレーションを強化するというPCPDの強いコミットメントを明確に示している」と述べた。

シンガポールPDPCのTan Kiat How氏は、「個人情報保護を推進し、デジタル経済に備えるためには、香港及び全ての管轄区域当局との強力な共同作業が必要であり、ベストプラクティス、研究および情報の共有から集合的に利益を得る必要がある」と述べた。

シンガポールと香港は協力強化の一環として、共同で設計したICT(情報通信技術)システム向け情報保護指針(DPbD)も発表している。

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