サッカーのアルビレックス新潟シンガポールと、ベルギープロリーグ2部に所属するKMSKデインズ(KMSK Deinze)は2022年12月13日、アジアと欧州を結んだフットボール事業の拡充を目的に包括提携を締結した。▽アカデミー選手の交流研修 ▽スカウティングチームのネットワーク構築――などで協力する。
ACAフットボール・パートナーズCEO兼KMSKデインズオーナーの小野寛幸氏は「シンガポールにおけるサッカー人気も非常に高く、デインズとの提携によりアジアの選手たちが新たな経験を積む機会を提供できることに意義を感じている」とコメントした。
アルビレックス新潟シンガポールチェアマンの是永大輔氏は「欧州で活躍するシンガポール人選手が増えることで、シンガポール代表のレベルアップが見込める。今回の提携により、シンガポールと欧州の人的な交流が促進され、将来のシンガポールサッカーを担う若い選手たちに具体的なキャリアパスが示されたと感じている。今後、より競争力のあるシンガポールサッカー界になっていくことを期待している」とコメントした。
また、両クラブは12月12日、アルビレックス新潟シンガポールのイルハン・ファンディ選手(FW、20歳)のKMSKデインズへの完全移籍が成立したことを発表した。
イルハン・ファンディ選手は「KMSKデインズが興味を持ってくれたこと、また熱心に素晴らしい機会を提供してくれたことに感謝している。早くベルギーでの挑戦をスタートしたい気持ちでいっぱいだ」とコメントした。