SBIホールディングスは、グループが運営するシンガポールを拠点とするファンドSBI‐Sygnum‐Azimut Digital Asset Opportunity Fundを通じて、Solanaブロックチェーンでの検索エンジンを提供する『SolanaFM』を運営するシンガポールのBackfill Pte.Ltd.(最高経営責任者:Nicholas Chen)へ出資することに合意した。2022年8月26日発表した。
今回の合計4.5m米ドル(約6.1億円)のシードラウンドでは、SBI‐Sygnum‐Azimut Digital Asset Opportunity Fundがリード投資家を務め、その他にZee Prime、Spartan Capital、Mirana Ventures、Petrock Capitalなど、Web3.0業界でも有数のブロックチェーン特化型のファンドが参加した。
発表によると、毎秒65,000のトランザクションを処理できるSolanaブロックチェーンは、圧倒的な性能の高さや取引コストの安さを背景に、2020年の公開以来、急速に取引・開発・利用が進んでいる。Backfill社は、現在業界最速と言われるエクスプローラーを独自開発し、Solanaブロックチェーン上での取引・ブロック・ウォレットなど、ブロックチェーン上に記録された情報を高速で検索・閲覧することを可能にする。Solanaエコシステムの基盤インフラとなるエクスプローラーへの需要は、今後更に拡大していくことが予測されているという。
SBI‐Sygnum‐Azimut Digital Asset Opportunity Fundは、SBIホールディングスのシンガポール子会社SBI Ven Capital Pte.Ltd.と、スイスSygnum銀行のシンガポール子会社Sygnum Pte.Ltd.が共同で運用を行い、東南アジアと欧州でベンチャー投資を行っている。