進出・出資・撤退

三菱UFJ銀行、シンガポールの合弁会社Liquidity Capital社と2号ファンド設立

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三菱UFJ銀行は2022年1月17日、イスラエルのフィンテック企業Liquidity Capital M.C.Ltd.と折半出資するシンガポールの合弁会社Mars Growth Capital Pte.Ltd.を無限責任組合員、三菱UFJ銀行を有限責任組合員とする新たなファンド設立を目的に、Mars Growth Capital社と組合契約を締結した。2020年8月立ち上げた1号ファンドに続く、2号ファンドとなる。

発表によると、1号ファンドでは、Liquidity Capital社が持つ先進的なAI技術を駆使し、主にミドルステージにあるスタートアップ企業にファイナンスを提供し、2021年9月には更なる事業拡大が見込めることから、三菱UFJ銀行は出資約束金を8,000万米ドルから2億米ドルに増額した。2021年12月末時点で計12社と融資契約を締結しているという。

新たに設立する2号ファンドは、三菱UFJ銀行からの出資約束金3億米ドルを原資に、主にレイターステージの領域にあり、近い将来のIPOも視野に入れるプレユニコーン企業およびユニコーン企業にファイナンスを提供する。また、将来的には当該企業に対し、三菱UFJフィナンシャル・グループ全体でのより広範な金融機能の提供も展望しているという。

2号ファンドの概要は下記の通り。

【  名称  】Mars Growth Capital Pre-Unicorn Fund,LP
【 設立予定日 】2022年1月中
【出資約束金総額】3億米ドル
【無限責任組合員(GP)】Mars Growth Capital Pte.Ltd.
【有限責任組合員(LP)】三菱UFJ銀行
【 対象企業 】プレユニコーン企業およびユニコーン企業

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