SBIホールディングス(本社:東京都港区)は、グループのSBI Ven Capital Pte. Ltd.(本社:シンガポール)が運営するSBI‐Sygnum‐Azimut Digital Asset Opportunity Fund(所在地:シンガポール)を通じて、Colossus社(本社:イタリア・ローマ)に出資した。2025年6月13日発表した。
SBI-Sygnum-Azimut Digital Asset Opportunity Fundは、2021年シンガポールで組成され、SBI Ven Capital社およびSygnum Pte.Ltd.(本社:シンガポール)の共同運営のもと、東南アジアと欧州地域を中心に、主に暗号資産、分散型台帳技術(Decentralized Ledger Technology、DLT)インフラ、分散型金融(DeFi)、レギュレーションテックに関連する革新的なテクノロジーを保有する有望なアーリーステージのスタートアップ企業への投資に注力している。SBIグループ、スイスのSygnum銀行グループ、イタリアのAzimutグループの専門知識やエコシステムを活用、広範なネットワークを通じて、有望なデジタル資産関連企業の成長を支援している。
Colossus社は、ブロックチェーンインフラを提供する企業で、デジタル資産のステーキングやガバナンスにおいて、法規制の対象下にある機関投資家などのカストディ事業者と、有力なバリデーターを結びつけるB2B型マーケットプレイス「Institutional Hub」を展開している。このプラットフォームを利用することで、カストディ事業者は自社でのシステム連携や運用管理の負担なく、法令に準拠した形でデジタル資産のステーキングに参加し、安全で検証可能な取引環境を実現できるという。
デジタル資産のステーキング市場とカストディ市場は近年急速に拡大しており、その成長に伴ってColossus社のサービスへの需要も高まると見込まれているという。