エネルギー・金属鉱物資源機構（JOGMEC）は2025年５月30日、出光興産が子会社を通じ、マレーシア・サラワク州沖合で実施する探鉱事業について出資対象として採択した。６月19日発表した。
出光興産の子会社出光サラワク資源開発は、マレーシア・サラワク州沖合に位置する２鉱区（SK427鉱区およびKetapu Cluster鉱区）について、韓国のSK earthon Co.,Ltd.から権益の40％を取得した。JOGMECは、出光サラワク資源開発に対して資本金の50％を上限に出資を行う予定。
また出光サラワク資源開発は、同鉱区に関する生産物分与契約をマレーシア国営石油会社PETRONAS、サラワク州営石油・ガス会社Petroleum Sarawak Exploration and Production Sdn.Bhd.、SK earthon社との４社間で締結した。
同鉱区からは地下探査データにより複数の有望構造が摘出されており、試掘井を掘削する予定という。
パートナー及び権益比率はSK earthon社45％（オペレーター）、Petroleum Sarawak Exploration and Production社15％、出光サラワク資源開発40％。
◇出光サラワク資源開発
【 設立年月日 】2025年３月18日
【代表取締役社長】阿部 正憲
【JOGMEC出資比率】JOGMECは資本金の50％を上限に出資予定