シンガポールの独立系再生可能エネルギー発電事業者(IPP)ヴィーナ・エナジーは、新生銀行によるグリーンローンで中里風力発電所(青森県、設備容量46.8MW、連系容量36.0MW)の建設資金144億7,800万円を調達した。融資は「新生グリーンローン」として組成されたタームローン契約で、2018年設立されたヴィーナ・エナジーのグリーンファイナンス・フレームワーク及び2020年5月に策定された新生グリーンファイナンス・フレームワークに適合しているという。2022年1月12日発表した。
中里風力発電所は24ヘクタールの敷地に13基の風力発電機を持ち、2022年第1四半期中の商業稼働開始を予定する。発表によると年間22,000世帯に電力を供給する。
新生銀行の日下部裕文常務執行役員・グループストラクチャードソリューション総括は、「新生グリーンローン評価を通じて、自然環境や地域社会に配慮した中里風力発電所事業の開発プロセスや環境改善効果を可視化して融資を実行することは、持続可能な未来へのコミットメントを実現していくうえでの重要なステップになる」とコメントした。