エクシオグループ(東京都渋谷区)のグループ会社でシンガポールに本社を置くGUUD Pte. Ltd(CEO: Desmond Tay)は、シンガポールにおける物流のデジタル化を促進し、テクノロジーを駆使してよりグリーンなサプライチェーンを構築することを目的に新しいデジタルロジスティクスプラットフォーム「クリックカーゴ(Clickargo)SG」を開始した。2023年1月31日発表した。
クリックカーゴSGは、トラック運送事業者向けのCO2排出量可視化に加え、運行ルート・燃費の最適化、EVトラックのリース、割安で利用できるEV充電設備・自動車保険、グリーンファイナンスの利用、カーボンオフセットの適用など、様々なサービスを提供する。
1月17日開いた発表イベントには、エイミー・コー運輸・持続可能性・環境担当上級相が出席。「シンガポールが2050年までにCO2排出量を実質ゼロにする『ネットゼロ』を達成するには物流業界の取り組みが欠かせない」とクリックカーゴSGへの期待感を示した。
また、GUUD社は、商用車の所有者や企業の間でクリックカーゴSGの採用を促進し、共同プログラムやマーケティングキャンペーンを通じてサプライチェーン全体の持続可能性の取り組みを推進する主要戦略パートナーとして、シェル傘下のShell Eastern Petroleum Pte.Ltd.、損害保険のAssure(Singapore)Pte.Ltd.、グリーンテクノロジーソリューションを提供するYinson Green Technologies Pte.Ltd.、CO2排出量の追跡などを手がけるCO2 Connect Pte.Ltd.の4社と覚書を締結した。
エクシオグループの担当者はシンガポール新聞の取材に対し「マレーシアから越境してくるトラックも想定している」と答えた。