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シンガポール航空、19年は売上高過去最高も燃料コスト高騰で増収減益黒字決算

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シンガポール航空(SIA)は2019年5月16日、2019年3月期(2018年4月〜2019年3月)決算を発表した。

グループ売上高は前年比5億1,710万Sドル(3.3%)増の163億2,320万Sドル(約1兆3,060億1,000万円)、営業利益は同比4億8,200万ドル(31.1%)減の10億6,710万Sドル(約853億7,800万円)、純利益は前年比6億1,900万Sドル(47.5%)減の6億8,300万ドル(約546億4,600万円)の増収減益の黒字決算となった。

年間売上高は、通期の旅客利用率が1.6ポイント上昇して83.0%とグループ記録を更新したことなどが寄与して過去最高を記録したものの、燃料コストの高騰が大きく影響し、また子会社SilkAirのSIAへのキャリア統合に備えて発生したリストラ費用なども計上したことから、堅調な業績に落ち着いた。1株当たりの最終配当は22セント(約17.6円)となった。

グループ格安航空会社Scootに関しては、前期は7,800万Sドルの営業利益を出していたが、当期は1,500万Sドル(約12億円)の営業損失に転じた。中国旅行の成長率の減速が大きく影響したとしている。

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