公益財団法人サントリー文化財団(理事長・鳥井信吾)は、2022年度の海外出版助成対象図書9件を決定した。シンガポールで英語での出版を予定する『国際刑事手続法の原理――国際協働におけるプレミスの特定』(越智 萌著)が含まれる。助成総額は620万円。
◇『国際刑事手続法の原理――国際協働におけるプレミスの特定』(越智 萌著)
国際刑事裁判所の存在感が高まる中、その諸原則が前提としている“事情”や“価値(=プレミス)”に着目して、国際刑事手続に固有の原理を明らかにした書。Springer(シンガポール)より2024年4月から2026年3月末日までの間に出版される予定。
サントリー文化財団は、海外における日本理解の促進を目的に、日本語で書かれた優れた研究業績または日本について書かれた書籍の、外国語への翻訳および外国語での出版に対して助成を行っている。