日本システム技術は2019年5月16日、シンガポールの独立系ソフトウェア企業AG NET PTE.LTD.の全株式を取得し子会社化すると発表した。同日開いた取締役会で決議した。取得額は5億3,000万円で、株式譲渡は5月31日を予定する。
AG NET社は2006年設立。自社開発したHRM(Human Resource Management)クラウドシステムで、シンガポール国内及びASEAN地域を中心に約700組織4万人超のユーザーを抱え、HRM分野ではシンガポール国内トップクラスのソリューションベンダーとして強固な利益体質を堅持しているという。
同社は、AG NET社を子会社化し、これまでカバーしていなかったHRM分野の商材をブランドに加えビジネス基盤を拡大することで、同社グループ会社JAST TECHNIQUES PTE.LTD.(シンガポール)、JASTEC(THAILAND) CO., LTD.(タイ)、Virtual Calibre グループ(マレーシア)の成長にも繋がると判断したとしている。