システムインテグレーター大手TISは、量子コンピュータのソフトウェアを開発するシンガポールのスタートアップ企業Entropica Labs Pte.Ltd.と資本・業務提携した。資本・業務提携締結日は2020年3月末。出資額、持株比率は非公表。2020年5月11日発表した。
Entropica Labs社は2018年5月にシンガポール国立大学(NUS)の研究機関Centre for Quantum Technologiesから独立。主に量子コンピュータと既存コンピュータ間のデータインタフェース開発や機械学習の実装、最適化問題への応用に取り組んでいるという。
TISは提携により、Entropica社の技術や開発者と連携して、量子コンピュータ技術をサービス化していくための技術者育成や市場開拓を進める。
同社担当者はシンガポール新聞の取材に対して「人員派遣については現時点では決まっていないが、既に協業はスタートしており、今後その中で検討していく」とコメントした。