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IHI、シンガポールの化学工学研究所とCO2からメタンを製造

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IHIは5月13日、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)傘下の化学工学研究所(ICES)と共同開発したメタン化触媒を用いて二酸化炭素(CO2)からメタンを製造するメタネーション技術のデモ装置を開発したと発表した。

ICES内に設置したメタネーション技術のデモ装置(提供・IHI)

IHIは、生産・発電等の過程で排出されるCO2を回収・再利用して水素と反応させることでメタンを生成する技術の開発に取り組んでおり、同メタネーション技術によって生成したメタンを既存のパイプラインに供給できれば発電用燃料や都市ガスとして利用可能になる。ただ、同メタネーション技術の実用化に向けては、反応しにくいCO2を触媒によって活性化させることで効率良くメタンに変換することが不可欠である一方、反応による発熱などにより触媒が劣化するため、長期間安定して使用可能な高い耐久性が必要になるという。

高い反応効率と耐久性を兼ね備えた独自のメタン化触媒の開発に成功したIHIは、今後、CO2排出量削減に取り組む電力・化学業界などに対して、同メタネーション技術を提案していくとともに、よりスケールアップした性能検証・実証試験を日本国内で実施するとしている。

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