東京ガスは、関西電力とThree Trees Pte.Ltd.の2社と、関西電力・Three Trees社が手掛けるガーナにおけるカーボンクレジット創出プロジェクトに東京ガスが参画することについて契約を締結した。2025年9月11日発表した。
発表によると、同プロジェクトは、ガーナ中南部の荒廃地に植林し、原生林を再生することにより、ICVCM(Integrity Council for the Voluntary Carbon Market、カーボンクレジットの評価基準を設定し維持・管理するために設立された国際的な非営利組織)のCCPs(Core Carbon Principles、信頼性の高いカーボンクレジットを提供するための国際的な基準)に則った信頼性の高い除去・吸収カーボンクレジットを40年間で約120万t創出する。CO2の除去・吸収のみならず、原生林の再生による生物多様性の向上や、植林活動を通じた雇用創出・インフラ整備による地域コミュニティへの貢献等、コベネフィットの高いプロジェクトを目指している。
Three Trees社は、関西電力と東京ガスが出資するICJ2号ファンドが出資を行うデベロッパーで、クレジット創出の計画策定から現場での施工を一貫して行っており、生物多様性やリモートセンシングを使った解析等にも積極的に取り組んでいるという。