シンガポール通貨金融庁(MAS)とケニア中央銀行(CBK)は2019年5月7日、世界初のAfro-Asia FinTech Festivalを2019年7月15日(月)・16日(火)の二日間、ケニアの首都ナイロビで開催すると発表した。テーマは「FinTech in the Savannah」。新興のアフロアジア市場から金融サービスの革新を探り、両地域のFinTechエコシステムを強化する。
2日間の日程は、FinTech会議、FinTech展示会および多様なアイデアを産業界に取り込むための分科会で構成される。主に ▽人工知能(AI) ▽ビッグデータ ▽サイバーセキュリティー ▽科学技術のリスク ▽RegTech(レグテック) ▽中小口ファイナンスの社会的影響 ▽InsurTech(インシュアテック) ▽デジタル年金――について議論する。
MASのRavi Menonマネージングディレクターは、「ケニアとシンガポールの中央銀行は、フィンテックのイノベーションに向けた取り組みを相乗的に行うためのアフロアジアプラットフォームを構築するというビジョンを共有している。ケニアとシンガポールを出発点に、2つの地域をより近づけて革新することで、金融サービスが発展することを期待している」とコメントした。