商船三井のコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)MOL PLUSはシンガポールで開催される海事アクセラレータプログラムSmart Port Challenge2021に、ベンチャーキャピタルパートナーとして参画することを決めた。2021年6月23日発表した。
Smart Port Challengeはシンガポール海事港湾庁(MPA)とシンガポール国立大学(NUS)の事業部門NUS Enterprise主催で今年5回目の開催。スタートアップ企業が海運・物流に関連する「スマートポート」「スマートシップ」「乗組員の安全・教育・福祉」「スマート物流」「グリーンテック(環境)」の5分野で課題解決を提案する。
ベンチャーキャピタルパートナーはオブザーバーと異なり、プログラムの実施目的や領域/テーマに投資領域を設定し、「スタートアップ企業」に対して出資を行う可能性があるベンチャーキャピタルのみに限られる。MOL PLUSのほか、シンガポールのIMC VenturesとMotion Venturesが参画する。
MOL PLUSは、「スタートアップ企業が持つ斬新なアイデアやテクノロジーと商船三井グループがもつリソースに相乗効果を生ませ、新規事業創出を目指す」としている。
Smart Port Challenge2021のタイムラインは下記の通り。
2021年6月18日〜8月10日 スタートアップが提案提出
2021年8月11日〜9月10日 専門家パネルによる最終候補者を選考
2021年9月28日〜11月12日 最終候補者を6週間の市場検証および顧客発見プログラムに登録
2021年11月16日 最終候補者による審査員の前でプレゼンテーション。審査。
2021年11月18日 グランドファイナリストが投資家、海事専門家らの前でプレゼンテーション。最優秀賞受賞。