シンガポールを拠点に東南アジア地域で展開するEコマース・プラットフォーム「Lazada」は2021年6月10日、親会社アリババグループのスマート・ロジスティクス企業の菜鳥網絡(Cainiao Smart Logistics Network)と連携して東京から東南アジア6カ国(インドネシア・マレーシア・フィリピン・シンガポール・タイ・ベトナム)各都市への直行便による物流サービスを開始した。
日本の越境ECマーチャント(出店者)はLazadaの物流サービスを利用して、6カ国の消費者に直接商品を届けることができるようになった。配送時間は4営業日短縮され、最速で9営業日で配送が完了する。
また、Lazadaは2021年1月、公式物流サービスを拡充し、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県など関東主要エリア、大阪府の北区、中央区、西区、大正区、天王寺区など関西地方の24区でピックアップサービスを開始している。6月15日より対応エリアを拡大し、関東地方の1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)を100%カバーした。日本の越境ECマーチャントは、ドア・ツー・ドアのピックアップサービスまたは日本国内のLazada物流センターに商品を預ける方式を選択できる。
2012年にシンガポールで設立されたLazadaは、2016年から東南アジアにおけるアリババグループのフラッグシップECプラットフォームとなり、2030年までに3億人の消費者にサービスを提供することを目指している。