バリュエンスホールディングス(東京都港区)は2021年3月11日に新たに完全子会社としてCVC(コーポレート・ベンチャー・キャピタル)であるバリュエンスベンチャーズ(東京都港区)を設立し、2021年4月19日に第1号投資案件となるシンガポールのLingble Pte.Ltd.(CEO:原田真帆人)への出資を完了した。4月26日発表した。
発表によると、バリュエンスグループは、ブランドリユースを中核事業とし、海外進出やアプリ・AI開発、不動産業界への参入、車買取の開始など、さらなる事業拡大を図っているなかで、目まぐるしく変化する技術や新しいビジネスモデルの出現などの動向に情報アンテナを張るとともに、将来的な事業連携や新規ビジネスの創出を視野に入れ、バリュエンスベンチャーズを設立した。
今後、バリュエンスベンチャーズを通じてグループ全体の事業推進を加速化する企業への投資や、業界調査、市場動向把握を目的としたVCファンドへの出資を行い、より一層の業容拡大を図るとしている。
初の投資先となったLingble社は14カ国語以上の多言語と世界の100以上の決済手段に対応する完全成果報酬型のグローバルECプラットフォームを運営し、グローバルECサイトのセットアップやメンテナンス、グローバルマーケティング支援や対エンドユーザーの満足度向上に向けたカスタマーケア、決済・セキュリティ管理、各国への配送・追跡、導入企業のオンライン資産の形成など、ECをグローバルに運営するにあたり必要なサービスを提供しているという。
バリュエンスベンチャーズは、将来的なバリュエンスグループのグローバルECサイトの運営強化やLingble社サービス導入企業との連携などを視野に入れ、投資を決定したという。
Lingble社は、調達した資金を元に新規クライアントを獲得する広報・営業活動を本格的にスタートするとともに、新規クライアント分の開発運営体制の増強を図る。
◇Lingble Pte.Ltd.
【 設立 】2019年5月
【代表者】CEO 原田 真帆人
【所在地】20 Bendemeer Road #03-12 BS Bendemeer Centre, Singapore 339914
【事業内容】グローバルECプラットフォーム「Lingble」の展開・運営