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精密機械リズム、「シンガポールで車載関連部品、家電関連部品が好調に推移」

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精密機械のリズム(さいたま市)は2021年5月14日開いた取締役会で2019年5月30日に公表した中期経営計画について2022年3月期計画を修正することを決議した。同日発表した。

新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大、米中貿易摩擦の長期化など事業環境が計画策定時と大きく変化していることが理由。「2021年度は2022年4月にスタートする新中期経営計画の基盤づくりの年と位置付ける」とした。

修正計画の中で、接続端子事業については特に海外で新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたといい、具体的には「2019-20年度はシンガポールでは車載関連部品、家電関連部品が好調に推移したものの、新型コロナウイルス感染症によるインドネシア・ベトナムの行動制限に伴う顧客生産拠点の稼働率低下や、二輪・四輪市場の低迷が響いた」と説明した。

シンガポールで車載関連部品、家電関連部品が好調に推移した背景について、同社担当者はシンガポール新聞の取材に対して「シンガポールでも新型コロナウイルス感染症の影響は受けたが、2021年度第3四半期から家電向け接続端子が回復基調にあることと、販売のシンガポール完全子会社KYOSHIN INDUSTRY ASIA PTE.LTD.が当社のEV、PHV、HV関連製品を扱っており、東南アジアの車載関連日系メーカー向けが増加していることが要因」と答えた。  

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