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DBS銀行、企業向けサービスに暗号通貨技術導入、カード型トークン不要に

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DBS銀行は2019年4月28日、法人顧客向けオンラインバンキングプラットフォーム「DBS IDEAL」に「デジタルトークン+」を導入すると発表した。アジア初の取り組みで、最新の暗号通貨技術を活用することで、DBS IDEALと安全な認証サービス間の暗号化通信を実現、ログインにかかる手間を省くとともにセキュリティ機能を強化し、オンラインで行われるトランザクションリスクを軽減する。

これまで顧客は、トランザクションに際して、カード型トークンを携帯・使用し、またはデジタルトークンアプリを稼働し、ワンタイムパスワード(OTP)やSMS OTPを入力してきた。今後は自身のモバイルデバイス上のバイオメトリック(生体認証)顔認識技術を利用することで、一度のスワイプで取引を完了できる。また、ログインとトランザクションの確認も、認証通知が安全なネットワークを介して顧客の登録済みモバイルデバイスに送られるので、いつでもどこでも確認できるという。物理的なトークンもデジタルなトークンアプリも不要となる。

DBSは2019年5月から、DBSのアジアの主要市場ですべてのIDEALユーザーに「デジタルトークン+」を提供する。現在、IDEALデジタルトークンを使用しているIDEALユーザーは、新しいIDEALデジタルトークン+に自動的に移行するという。

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