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武田薬品工業、2021年中にシンガポールでデング熱ワクチン承認申請を予定

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武田薬品工業は2021年3月26日、4歳から60歳の人を対象に4種すべてのデングウイルス血清型で引き起こされるデング熱の予防を目的として開発中のデング熱ワクチン(TAK-003)について、2021年中にシンガポール規制当局へ承認申請を行う予定だと発表した。

同社はTAK-003について、欧州医薬品庁(EMA)へ承認申請を行い受理されており、EU-M4all (旧称:Article 58)制度を通じての EU域外の国々における承認を目的とした医薬品に適用されるEMAが実施する初の並行審査にも参加している。EU-M4all制度参加国は、欧州医薬品評価委員会(CHMP)からの科学的見解に加え、独自の審査をしたうえで自国における承認を判断する。

また、同社はEU-M4all制度に参加していないデング熱流行国においてもTAK-003の承認を目指すこととしており、具体的には2021年中にアルゼンチン、ブラジル、コロンビア、インドネシア、マレーシア、メキシコ、シンガポール、スリランカ、タイで規制当局へ申請を行う予定という。

さらに、米国での承認申請を行い、その後アジアやラテンアメリカのその他諸国での承認申請を実施していく予定という。

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