丸紅は2021年3月24日、シンガポール政府系の航空機整備大手ST Engineering Aerospace Ltd.と合弁で運営する航空機エンジンリース会社Total Engine Asset Management Pte.Ltd.(TEAM社)が2021年2月に金融業界誌International Financing Review主催の「IFR Awards 2020」でAsia-Pacific Structured Finance部門賞を受賞したと発表した。
TEAM社は、保有する航空機エンジン資産30台(11カ国13社向けにリース中)を裏付けとする3種類の負債性証券の発行契約を2020年2月に締結。同3月にクロージングし、合計257百万米ドルの資金を調達した。返済原資は航空機エンジンやリース契約等から発生するキャッシュフローに限定されている。
アジアを本拠とした航空機エンジンリース会社が航空機エンジンを裏付けとした証券を発行するのは初めてで、高く評価されたという。