シンガポール陸上交通庁(LTA)は2019年4月24日、すべてのMRT路線を対象とする新しい統合列車試験センター(ITTC)を、西端Tuas(テュアス)地区のゴルフ場跡約50ヘクタールの敷地に建設すると発表した。LTAは、数カ月中にもITTCの設計・建設契約を締結する予定で、2022年末頃から稼働する。
ITTCは、旅客サービスに影響を与えずに24時間体制で列車や電気、機械、信号システムなど主要鉄道システムを試験する施設で、将来的には鉄道技術の研究開発拠点としても機能する。ドイツ、韓国、日本など広範な鉄道網がある国のテストセンターと似ているという。