気候変動(低・脱炭素)

オリックス、印再生可能エネルギー大手Greenko社株式一部取得で基本合意

投稿日:

オリックスは2020年9月11日、インドの再生可能エネルギー事業大手Greenko Energy Holdings(本社:モーリシャス諸島、Greenko社)の株式の一部取得について、Greenko社および創業者2人と基本合意書を締結した。今後、デューデリジェンスを踏まえた社内機関決定や必要な法的手続き等を経て、年内に本契約と株式取得手続き完了を目指す。株式取得が完了すると、シンガポール政府投資公社(GIC)に次ぐ第2位の株主になる。同日発表した。

計画は、Greenko社の創業者グループからGreenko社発行済株式を取得するとともに、オリックスが現在インドで運営する全風力発電事業をGreenko社に統合する対価としてGreenko社の新株を引き受けるもので、Greenko社発行済株式20%超を総額約9億8,000万USドルで取得する。

出資比率や取得金額は、デューデリジェンス、株式取得時の為替や今後の追加出資等により変動する可能性があるという。

Greenko社は、インドの2大再エネ事業者の1社を傘下に持ち、インド国内で太陽光発電、風力発電、水力発電など、設備容量合計4.4GWの稼働済み再エネ発電施設を運営するほか、買収手続き中の水力発電事業1.2GWに加え、合計8GW以上の建設または開発中プロジェクトを持っている。

2004年に創業者2人により設立された後、2013年にシンガポール政府投資公社、2016年にアブダビ投資庁(ADIA)が資本参加し、現在ではGICが65.8%、ADIAが16.5%の株式を保有する。インド国営機関や州電力公社など向けに平均20年超の長期売電契約(PPA)を確保し、高い成長性と安定的な収益基盤を構築しているという。

インドの再エネ市場は、設備コストの低下と恵まれた気候により、再生可能エネルギーの発電コストが、既存の系統からの電力コストと同等かそれ以下になっており、火力発電所などの発電施設と比較してもコスト優位性を確保しているという。

インド政府は、2020年の想定再エネ導入量113GWに対して、2022年までの再エネ導入目標を175GWに設定しているという。

オリックスは、2016年に共同出資によりインドの風力発電事業(設備容量計873MW)に参入し、2019年に同事業を100%化した。

インドでの風力事業 ※提供・オリックス

Greenko社の概要は下記の通り。

【 会社名 】Greenko Energy Holdings
【 所在地 】33, Edith Cavell Street, Port Louis, Mauritius
【 代表者 】Anil Kumar Chalamalasetty
【 設立 】2004年
【事業内容】再エネ事業
【 売上 】6億6,100万米ドル(2020年3月期、約701億円)
【 総資産 】64億6,700万米ドル(2020年3月期、約6,855億円)
【 株主 】GIC 65.8%、ADIA 16.5%、創業者グループ 17.7%(現時点)

-気候変動(低・脱炭素)

Copyright© シンガポール新聞社 , 2022 All Rights Reserved Powered by STINGER.