新明和工業は2020年８月17日付で航空旅客搭乗橋の製造を委託していたシンガポールのBEN CHING ENGINEERING PTE.LTD.と、その一部を担っていたマレーシアのMKB ENGINEERING SDN.BHD.の株式を取得し、子会社化した。株式取得額は非開示、
同社は1969年に航空旅客搭乗橋の初号機を納入以来、国内主要空港及び東南アジアを中心とする海外でも納入実績を積み上げてきた。現在は、輸送効率及びコスト等を勘案し製造を委託していたが、両社株式を取得し、生産体制の強化と製造コスト削減を図ることで、収益性の向上が見込めると判断したという。
両社の社長には、同社パーキングシステム事業部の中井義裕氏が就任する。
子会社化した２社の概要は下記の通り。
◇BEN CHING ENGINEERING PTE. LTD.
※７月13日付で“SHINMAYWA AEROBRIDGE SINGAPORE PTE.LTD.”に名称変更
【 所在地 】39 TUAS BASIN LINK, SINGAPORE
【 代表者 】See Gim Tee（Director）
【事業内容】航空旅客搭乗橋の組立、メンテナンス
【従業員数】147人（2019年12月31日現在）
【 資本金 】102万シンガポールドル
【設立年月日】2001年２月
【株主及び持ち株比率】
取得前：個人株主３人（代表者及び同社役員）100％
取得後：新明和工業75％、個人株主３人（代表者及び同社役員）25％
【取引関係】航空旅客搭乗橋の製造およびメンテナンスを委託
◇MKB ENGINEERING SDN. BHD.
【 所在地 】41, JALAN MOLEK 1/8, TAMAN MOLEK, 81100 JOHOR BAHRU, JOHOR, MALAYSIA
【 代表者 】Sei Gim Hong（Director）
【事業内容】航空旅客搭乗橋の製缶等
【従業員数】81人（2019年12月31日現在）
【 資本金 】51万マレーシアリンギット
【設立年月日】2017 年９月
【株主及び持ち株比率】
取得前：個人株主３人（代表者及び同社役員）100％
取得後：新明和工業75％、個人株主３人（代表者及び同社役員）25％