丸紅は、シンガポールを本拠とするAAIC Investment Pte.Ltd.(代表・椿進)が組成・運営を行うAfrica Innovation & Healthcare Fund(AHF2号)に参画した。2022年8月22日発表した。
発表によると、アフリカでは経済成長に伴う中間層の増加、ライフスタイルの変化による心血管疾患、悪性がん、糖尿病などの非感染症の増大が見込まれる一方で、依然として医薬品や医療インフラの供給が不足している。
そうした中、近年では総合病院・専門クリニックや検体検査・画像診断等病院向けアウトソーシングといった基幹医療インフラに加え、若年層を中心としたスマートフォンの普及などを背景にAI診断や遠隔医療等、高い成長が期待できるビジネスモデルの創出機会が増大しているという。
AHF2号は、アフリカにおけるヘルスケアおよびイノベーション領域の企業への出資・成長支援を行うファンドで、丸紅は「AHF2号への出資参画を通じ、アフリカでヘルスケア領域とその関連領域における価値ある事業を創出していく」としている。
◇AAIC Investment Pte.Ltd.
【グループ拠点】シンガポール(本社)、東京、ナイロビ、ラゴス、ヨハネスブルグ
【 設立 】2013年
【 代表者 】椿 進
【 事業内容 】ファンドマネジメントとビジネスインキュベーション等を展開。2014年より日系企業のCVCの運営をサポート。2017年、日系初のアフリカに特化したファンド(Africa Healthcare Fund:AHF1号)を設立。