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Isetan(Singapore)社、臨時株主総会で三越伊勢丹の全株式取得提案を承認

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Isetan(Singapore)Limitedは2024年8月7日、臨時株主総会を開き、三越伊勢丹ホールディングスの子会社の三越伊勢丹がシンガポール会社法及びシンガポールの買収合併コード(Singapore Code on Take overs and Mergers)に基づくスキーム・オブ・アレンジメントにより対象会社の発行済普通株式の全て(三越伊勢丹が保有する株式を除く)を取得するという提案を承認した。

同スキームの効力は、シンガポール会社法210条に基づくシンガポール高等裁判所からの最終承認の命令の取得及び当該命令がシンガポール会計企業規制庁(Accounting and Corporate Regulatory Authority)へ届けられることなどの条件が充足されることをもって発生する。それに従い、効力発生日は9月中旬を予定する。

Isetan(Singapore)社は1970年設立。1981年には日本の百貨店企業として初めてシンガポール証券取引所(Singapore Exchange Securities Trading Limited、SGX)に株式上場を行い、現在はシンガポールにおいて、Isetanブランドで百貨店事業を3店舗展開している。

三越伊勢丹ホールディングスは、「成熟したシンガポール市場においてIsetan(Singapore)社を通じたシンガポール事業をこれまで以上に成長させていくためには、Isetan(Singapore)社を完全子会社として非公開化することで、Isetan(Singapore)社の経営の機動性の確保及び経営資源の集中化・効率化を実現することが不可欠」と判断し、既存株主に対して合理的な条件でエグジットする機会を付与することができる同スキームによる株式取得についてIsetan(Singapore)社と合意していた。

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