カラオケ事業等のコシダカホールディングス(前橋市)は2021年4月16日付取締役会でシンガポール連結子会社KOSHIDAKA SINGAPORE PTE.LTD.の解散を決議した。
発表によると、KOSHIDAKA SINGAPORE社は2014 年から同社子会社となり、シンガポールでピーク時にはカラオケ店11店舗を運営し、東南アジアにおける「カラオケまねきねこ」のモデル店舗の役割も果たしていた。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止対策としてシンガポール政府の規制により、2020年3月からカラオケ店は営業を禁止され、さらに2021年1月予定だったパイロット店舗としてのテスト稼働も延期されたままで、営業再開の目処が全く立たない状況にあることから、シンガポールのカラオケ事業の継続は困難と判断し、KOSHIDAKA SINGAPORE社を解散及び清算を決めたという。
今後、現地の法令に従いKOSHIDAKA SINGAPORE社の解散の決議を行い、現地当局への必要な手続きが完了次第、清算結了となる。
◇KOSHIDAKA SINGAPORE PTE.LTD.
【所在地】61 UBI AVENUE 1 #03-14 UB POINT SINGAPORE (408941)
【代表者】代表取締役社長 座間 晶
【事業内容】シンガポールにおけるカラオケ事業の運営
【資本金】65万SGD
【設立年月日】2002 年1月29日
【株主】KOSHIDAKA INTERNATIONAL PTE.LTD. 100%
同社は、過年度及び今期第2四半期までの決算でKOSHIDAKA SINGAPORE社に係る減損処理及び貸倒引当金の計上を行っており、解散が業績に与える影響額は軽微としている。
なお、中間持株会社KOSHIDAKA INTERNATIONAL PTE.LTD.を中心としたマレーシア、タイ、インドネシアへの東南アジア展開は継続する。