応用地質(東京都千代田区)は2022年7月8日開いた取締役会で、シンガポールのGeosmart International Pte.Ltd.の株式60%を取得し、連結子会社化することを目的として基本合意書を締結することを決議した。同日、株主でManaging DirectorのBalashunmuganathan Suresh Kumar氏と基本合意書を締結した。取得価格は非開示。最終契約締結日は2022年8月下旬を予定し、株式譲渡実行日は2022年10月上旬を予定する。
GeosmartInternational社は2010年設立。発表によると、シンガポールで建設工事・構造物に関わるモニタリング、地盤調査、地盤改良、井戸の復水処理等を主な業務とし、特にシンガポールの公共事業を中心にサービスを提供している。2021年12月期の連結売上高は675万7千シンガポールドル(約6億6,200万円)。
応用地質は、Geosmart International社を子会社化することで、既にシンガポールで活動している設計・施工監理・インフラ点検を業務とする子会社と協働し、シンガポール建設市場でのワンストップサービスの提供を目指せると判断した。
また、応用地質の技術提供によるシンガポール建設市場での地盤三次元化・インフラ点検の高度化なども企図しているという。
株式取得に伴う業績への影響は軽微。
◇Geosmart International Pte.Ltd.
【 所在地 】114 Lavender Street; #08-73 CT Hub 2; Singapore 338729
【 代表者 】BalashunmuganathanSuresh Kumar, Managing Director
【事業内容】インフラモニタリング及びモニタリング機器設置、地盤調査、地盤改良、井戸の復水処理
【 資本金 】SGD1,000,000
【設立年月日】2010年5月31日
【 大株主 】BalashunmuganathanSuresh Kumar, 100%