きらぼし銀行(東京都港区)は2019年5月10日、みずほ銀行が39.9%出資するExacta Capital Partnersが運営し、ASEAN地域の中堅・中小企業を投資対象とするプライベート・エクイティ・ファンド「Exacta Asia Investment II LP」に1,000万米ドル(約10億9,800万円)出資する契約を締結したと発表した。
同ファンドは、ASEAN地域の現地企業への出資による投資リターン獲得を目指し、その一環として日系企業と現地企業との資本・業務提携の促進も行っており、同ファンドが日本企業と共同で現地企業に出資することで、日本企業の初期投資負担や、デューデリジェンスをはじめとした投資過程の負担軽減とともに、共同出資パートナーとして現地企業の運営をサポートできるという。
きらぼし銀行は、「同ファンドに出資参画することで、当行グループの取引先中小企業に対してもこれまで以上に現地企業の情報を提供することが可能になる。顧客の海外M&Aや成長支援ニーズに積極的に応えていく」としている。
また、東南アジア地域におけるコンサルティング現地法人設立を準備するとしている。
「Exacta Asia Investment II LP」ファンドの概要は下記の通り。
【 名称 】Exacta Asia Investment II LP
【運用会社】Exacta Capital Partners
【投資アドバイザー】Mizuho Asia Partners Pte.Ltd.
【ファンド規模】約2億7,000万米ドル
【対象地域】インドネシア、ベトナム、フィリピン、マレーシア、シンガポール、タイなどASEAN各国
【契約締結日】2019年5月10日
【 存続期間 】2027年9月7日