シンガポールのモビリティスタートアップSWAT Mobility Pte.Ltd.(SWAT社)が、日本法人SWAT Mobility Japan(SWAT Japan社)を設立した。設立時期は2020年2月。日本初の案件として、ジュピターテレコム(J:COM)が7月16日から東京都練馬区周辺、大阪府堺市周辺で行う、営業車を使用したJ:COM MaaS(ライドシェアサービス)実証実験に対し、高精度ルーティングアルゴリズムを使用したアプリケーションを提供する。複数の営業員が効率良く相乗りして移動し、運転負担や駐車場を探す手間を削減、移動時間を有効活用することで生産性向上を目指すという。2020年7月20日発表した。
発表によると、SWAT JapanがJ:COMに提供するアプリケーションは、乗客者用アプリ、ドライバー用アプリ、管理者用アプリの3種類で、今回の実証実験用にアプリケーションをJ:COM専用にカスタマイズし、営業員が希望時刻に顧客宅に到着できるように、希望到着時刻を元にした送迎アルゴリズムを生成し、実装したという。
SWATは、最小車両台数で、複数の乗客を効率良く相乗りさせる高精度のルーティングアルゴリズムを保有し、オンデマンド相乗りサービスを世界6カ国(シンガポール、ベトナム、フィリピン、インドネシア、タイ、豪州)で展開中で、シンガポールでは企業や工業団地向けの通勤送迎サービスを展開しているという。
SWAT社と日本法人SWAT Japan社の概要は下記の通り。
◇SWAT社
【会社名】SWAT Mobility Pte. Ltd.
【所在地】238A Thomson Road #23-07 Novena Square Tower A
【代表者】Jarrold Ong
【 設立 】2015年11月
【 株主 】東京大学エッジキャピタルパートナーズ、iGlobe Platinum Fund II Pte.Ltd.、LKJ
◇SWAT Japan
【会社名】SWAT Mobility Japan株式会社
【所在地】東京都中央区日本橋
【代表者】代表取締役 末廣将志
【 設立 】2020年2月