進出・出資・撤退

阪急阪神不動産、Sembcorp Infra Services社に出資、越物流倉庫事業に参画

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阪急阪神不動産は2020年7月1日、シンガポールのSembcorp Development Ltd(セムコープ・デベロップメント社)とシーアールイー(東京都港区)が共同出資するSembcorp Infra Services Pte Ltd(セムコープ・インフラ・サービス社)に出資した。セムコープ・インフラ・サービス社が2018年からベトナム北部VSIPハイフォン複合都市・工業団地で進める物流倉庫の開発・運営に参画する。取締役1人を派遣し、事業運営や管理方針を決める意思決定に関与する。出資額・出資比率は非公表。

セムコープ・デベロップメント社は、シンガポール政府系投資会社Temasek Holdings(テマセクホールディングス)の傘下企業で、アジアにおける工業団地開発分野で30年にわたる経験を持つ。シーアールイーは、物流不動産の管理運営会社で日系テナントと幅広いネットワークを構築しているという。

VSIPハイフォン複合都市・工業団地は、ベトナム、シンガポール両政府支援のもと開発が進められている。

阪急阪神不動産は、「ベトナムの物流不動産市場は近年、eコマースの拡大等を背景に成長を続けており、今後も更なる発展が期待できる。当社は、これまで海外ではインドネシア及びシンガポールで物流不動産事業を展開しているが、本事業への参画を通じて、アセアン地域でのリーシング力を強化するとともに、ベトナムでの開発ノウハウを蓄積し、物流不動産事業の推進と拡大に努める」としている。

阪急阪神不動産はシンガポールでは、2017年に西部ジャランブロー地区に物流倉庫を開発し、同倉庫の運営等を行っている。

Sembcorp Development LtdとSembcorp Infra Services Pte Ltdの概要は下記の通り。

【 会社名 】Sembcorp Development Pte. Ltd.
【 所在地 】30 Hill Street #03-01 Singapore 179360
【 代表者 】Teo Ban Seng
【 資本金 】3億1,947万SGドル(約255億5,720万円)
【事業内容】都市開発
【従業員数】59人(2020年3月31日現在)

【 会社名 】Sembcorp Infra Services Pte Ltd
【 所在地 】30 Hill Street #03-01 Singapore 179360
【 代表者 】Ang Kim Hong Yvonne、Teo Ban Seng
【 資本金 】1,682万米ドル(約18億5,020万円)
【事業内容】物流不動産事業への投資

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