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DBS銀行、Food Bankとシンガポール初の仮想フードバンキングアプリを開発

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DBS銀行は、The Food Bank Singaporeとシンガポール初の仮想フードバンキングアプリを開発する。食糧提供者を食糧支援組織に接続し、特に社会の中でより脆弱で食糧不安に直面している人々への食品寄付エコシステムを強化する。2020年6月4日発表した。

現在、長期の失業や健康問題に直面している高齢者や低所得世帯は各地区の100以上の食糧支援組織から支援を受けている。しかし、大部分の食品が賃貸集合住宅に割り当てられ、しばしば賞味期限を過ぎ廃棄されているという。

一方、大家族世帯などへの支援は不足傾向にあるという。

2020年第4四半期にリリース予定の仮想フードバンキングアプリは、寄付者、社会サービス機関、食糧支援組織、物流プロバイダーを単一のプラットフォーム上で接続し、食品寄付プロセスを合理化する。

食糧支援組織はアプリを使用して食糧提供者にリクエストを送信でき、食糧提供者はアプリを介して手元にある食品の種類と量を共有することで、食糧支援組織は利用可能な食品をリアルタイムで可視化できる。受益者が必要な量と種類の食品をより早く受け取ることができるようにすることで、食品廃棄物抑制にもつなげる。

また、アプリにより収集したデータを分析し、ニーズの把握に活用するとともに、事務処理も一部を削減できるという。

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