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タクシーアプリ「JapanTaxi」、Grabと連携でインバウンド対応強化

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タクシーアプリ『JapanTaxi』を展開するJapanTaxi(東京都千代田区)は、英国とシンガポールに拠点を置くモビリティマーケットプレイスのSplyt Technologies Ltd.(Splyt社)と協業し、東南アジアのアプリ最大手Grab Holdings Inc.(本社・シンガポール、Grab社)との連携を2019年11月19日開始した。

シンガポール、マレーシア、フィリピンのユーザーは訪日時、使い慣れた『Grab』アプリの操作のみで、『JapanTaxi』アプリに加盟するタクシーを呼ぶことができる。東京・京都・札幌・名古屋・沖縄の5エリア(36社・1万3,620台)からスタートする。

乗客はアプリ上で目的地を入力するため乗車後に目的地の住所を聞くやりとりが不要となるほか、ネット決済での注文となるため車内での支払いに関するコミュニケーションコストもかからないなど、タクシー乗務員の負担を軽減する仕様になっているという。

JapanTaxiの海外アプリとの連携は、韓国の『カカオT』、台湾の『LINE TAXI(旧:TaxiGo)』に続き3アプリ目となる。

Grabは、シンガポール・インドネシア・フィリピン・マレーシア・タイ・ベトナム・ミャンマー・カンボジアの8カ国でサービスを展開。発表によると、1億6,300万台のモバイルデバイスにダウンロードされており、2012年の創業以来、ユーザーの交通サービス合計乗車数は40億回以上に上っている。

JapanTaxiは「今後もインバウンド対応に重点を置いた海外連携を強化し、ITの力で乗客・タクシー会社双方の負担にならない形でのマッチングを目指す」としている。

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