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国際決済銀行、シンガポールにイノベーション・ハブ・センター設立

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シンガポール通貨金融庁(MAS)は2019年6月30日、国際決済銀行(本部=スイス・バーゼル、BIS)がシンガポールにイノベーション・ハブ・センターを設立すると発表したことに対して歓迎の意を表明した。

シンガポールのイノベーション・ハブ・センターは、安全かつ効率的なデジタル金融システム技術の開発と、金融規制の強化に向けての技術の適用実験を進め、バーゼルと香港のイノベーション・ハブ・センターとともにフィンテック分野での中央銀行間の協力を促す。

MASのマネージングディレクターRavi Menon氏は、「イノベーションの恩恵を最大限に引き出すためには、中央銀行もイノベーションを行わなければならない。デジタルインフラとデジタル経済を支えるテクノロジーインフラ、そして規制の取り決めを近代化する必要がある。BIS Innovation Hubイニシアチブは、クロスボーダーのデジタル接続と商取引の利点を最大限に引き出すための説得力あるプラットフォームである」とコメントした。

シンガポールハブセンターは、制度上の手続きが完了次第、業務を開始する。

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