三重県は2019年7月2日、県内企業等の航空宇宙産業への新規参入や事業拡大を推進するため、2020年2月シンガポールで開催される航空宇宙産業国際見本市「シンガポール・エアショー2020」に三重県ブースを出展すると発表した。2018年2月に続き2回目となる。
同県では、中小企業10社で構成し航空機部品を効率的に一貫生産可能な拠点「松阪クラスター共同工場」の設立や、29事業者が参画する「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」など航空宇宙産業のすそ野が拡大しており、同県庁では「みえ航空宇宙産業振興ビジョン」を策定し、同産業特有の認証取得や展示会出展支援等の参入促進、特区制度の活用を通じた設備投資支援等の事業環境整備に取り組んでいる。
同県庁担当者は「航空宇宙産業では、国内市場よりも海外市場のほうが規模が大きい。シンガポール・エアショーには、欧米の大手メーカーや中小メーカー、アジアのメーカーが多数出展する。今回のブース出展が県内企業の取引拡大につながることを期待している」と話す。
海外航空宇宙関連企業と商談やネットワーク構築を希望する県内企業等を募集している。募集概要は下記の通り。
【 名称 】シンガポール・エアショー2020
(出展者数:50カ国1,062社/来場者数:54,151人=2018年実績)
【 日程 】2020年2月9日(日)〜15日(土) ※往復を含む日程
【 場所 】シンガポール・チャンギ・エキシビジョンセンター
【 対象者 】航空宇宙産業新規参入・事業拡大をめざす県内に事業所を置く企業等
【対象分野】航空機、航空関連機器・設備、航空管制装置、空港ビルソリューションシステム、地上サポート設備、地上車両・器材、修理・整備(MRO)サービス、シミュレーター・トレーニング器材等
【 出展料 】10万円
【 募集数 】3社
【応募条件】
・展示会開催期間中、説明者を1人以上会場に派遣
・出展にかかる渡航費、人件費、宿泊・飲食費、運送費、保険料、個別の装飾費、現地移動費等は企業が負担
・出展成果を測る調査への協力
【申込方法】参加申込書記入の上、三重県雇用経済部ものづくり・イノベーション課までE-mailもしくはFAXで申し込む。締切は7月19日(金)17時