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ブイキューブ、シンガポール連結子会社V-cube Global Services清算方針決定

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ブイキューブは2020年6月1日開いた取締役会で連結子会社V-cube Global Services Pte.Ltd.(VGS社)を清算する方針を決議した。同日発表した。

VGS社は2012年1月設立。サービス開発拠点かつアジア展開における地域持株会社としての役割を担ったが、2017年実施した一連の構造改革の過程において開発拠点を日本国内に移管し、各国市場における経営環境も踏まえて、アジア諸国のグループ企業の売却を進めていた。

現在、VGS社は持株会社としての機能を持つのみで、大きなオペレーションはないという。また、シンガポールについてはグループのLMS(ラーニング・マネジメント・システム)事業の中核企業Wizlearn Technologies Pte.Ltd.(ウィズラーン・テクノロジーズ)を拠点と位置付けている。こうした経緯を踏まえ、VGS社の今後の役割について検討した結果、清算が最良と判断したという。VGS社の従業員数は日本からの出向を含め数人という。

ランニングコストを削減や、VGS社100%子会社Wizlearn Technologies社株式を直接保有することによる事業および財務面での効率化が図られるとしている。

VGS社の2019年12月期の売上高は1億4,200万円で、7億8,000万円の赤字決算だった。

清算の具体的な日程は未定で、詳細を検討するなかで、清算以外の方法が最善と判断された場合には手法を変更する可能性もあるという。

VGS社の概要は下記の通り。

【 名称 】V-cube Global Services Pte. Ltd.
【 所在地 】10 Science Park Road, #03-13 The Alpha, Singapore (117684)
【 代表者 】Director : 間下 直晃
【事業内容】映像コミュニケーションサービスの企画・販売・開発
【 資本金 】7,631万6,266SGD(約62億3,700万円)
【設立年月日】2012 年1月25 日
【大株主及び持株比率】株式会社ブイキューブ 100%

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